本を出版したら販促活動をするように言われますが、何をすればいいのか分からないと思います。
そこで、無名著者がやるべき販促について紹介していきます。
まず、本が出たら、アマゾンキャンペーン!
アマゾンキャンペーンについては賛否両論ありますが、私は無名著者ならやるべきだと思っています。
無名著者の本は書店にもなかなか平積みで置かれることも少なく、売れ行きが悪いと返本されてしまい、書店から本がなくなりますので、ますます売れなくなってしまうのです。
では、なぜ、アマゾンキャンペーンなのかというと、アフィリエイトができ、ソーシャルメディアとの連携に優れたアマゾンは紹介されやすいというのがひとつ。
そしてもうひとつが、1クリックで本が買えてしまい、しかも自宅に配送されるため、買ってもらいやすいということ。
アマゾンキャンペーンで結果を残せば、少なくとも出版した出版社には恩返しができますし、それでそこそこ売れれば、その出版社限定になりますが、二冊目につなげやすいということもあります。
また、取次はアマゾンの売れ行きもわかりますので、そこで売れると、他のリアル書店に波及する効果も確認できました。
アマゾンキャンペーンが終了したタイミングから一ヶ月は、リアル書店を攻略します。
売上好調店にはご挨拶に伺います。
棚差しになっている書店では、自分で買ってでも回転数を上げて、平積みを目指します。
そもそも置かれていない書店では、何人かで注文をして、置いてもらえるまで頑張ります。
一ヶ月後から半年は、平積みしてくれている書店にお礼参りをしていきます。
紀伊國屋を中心に、少しでも平積みが長続きするように足繁く通うようにしてください。
注意点としては、事前に必ず出版社の許可を取ってから書店回りをするようにすること。
あとは、あくまでもご挨拶に伺い、売り込みは絶対にしないようにしてください。
最後は書店の担当者とメル友になれるように、コミュニケーションを取るということです。
こんな流れで販促活動を行うことで、本は売れるようになっていきます。
二冊目、三冊目の時には、一冊目の時の読者や仲良くなった書店員を巻き込んでいきながら販促を行います。
アマゾンキャンペーンを毎回やるのではなく、徐々にリアル書店での知名度を上げて、アマゾンキャンペーンはフェードアウトしていく方向です。
徐々にリアル書店に名前も浸透してきますので、そうなったら出す度に書店員が売ってくれるようになっていくことでしょう。