私が出版のアドバイスをする場合、あなたが出版したい企画が本になったときに、本屋さんのどこに置かれるのかを意識しましょうとアドバイスしております。
出版企画を売り込む出版社を決めるときも同様です。
出版社には、テーマごとに得手不得手がありますからね。
なので、同様に自分の出版したい本が置かれるであろう棚を事前に見に行くようにしてください。
そして、その棚の中で、出版社ごとに置かれている冊数を集計し、ランキングを作っておきましょう。
そのランキングは、そのジャンルにおける出版社の営業力ランキングになるからです。
ただし、だからといって、上位から売り込めばいいというわけではありません。
その前に、ジャンルだけではなく、あなたの企画の切り口を考え、その切り口を受け入れてくれそうな出版社、その切り口が際立つブランドイメージを持つ出版社を考えてみましょう。
例えば、投資の本をイメージしてください。
投資で儲かる本を企画しようと思った時、ダイヤモンド社や日本経済新聞から出版するのと、宝島社や扶桑社から出版するのとでは、どちらがよいと思いますか?
書籍をよく読む人なら、投資の入門書なら前者、投資で儲かる本なら後者を選ぶはずです。
なので、売り込む出版社を決める場合には、まずは書店に実際に行ってみて、その棚の営業力ランキングを作り、自分の企画を受け入れてくれそうな出版社やその切り口が際立つブランドイメージを持つ出版社を、そのランキングから抽出し、上位から売り込むようにしてください。