出版企画を考える場合、先に出版する目的を考えましょう。
出版の目的を考える場合、どういう本を作りたいのか、出版した本を何のために出版するのか、出版してどうなりたいのかということです。
どういう本を作りたいのかを考えるというのは、内容を考えるということではありません。
ベストセラーを狙うのと、自分のビジネスにつなげたいという場合では、企画の立て方が変わってきます。
ベストセラーを狙うのであれば、一般書で出すことを考え、その上で、どうやって売れていくかをイメージすることで、内容や切り口を考えていかなければなりません。
逆に自分のビジネスにつなげたいのであれば、専門書で出すことを考え、“誰に”“何を”伝えたら、読者は自分のビジネスに申し込むのかを考えることになります。
また、出版した本を何のために出版するのかは、企画を考えた上で、その本を読んだ読者が自分の目的を叶えてくれるのかもチェックして出版するべきです。
本は出版社が投資をしてくれて実現することなので、自分でしっかり販促を行い、少なくとも投資してくれた出版社に迷惑をかけないようにしなければなりません。
ということは、それだけのことをして売る価値のある内容になっているかということも重要になってくるということです。
そして、出版する以上、その本を出版した著者として扱われます。
つまり、その本を出版した著者となったときに、どういう効果をもたらすかもイメージする必要があります。
本は売れればいいということではなく、周りに与える影響を考え、無闇に敵を作るような企画だったら出版しない方がいいわけです。
もちろん、それを覚悟の上であれば、問題ありませんが…。
ということで、内容や切り口を考える前に、出版する目的を先に決めましょう。
内容や切り口を考えるのは、その後です!