印税がもらえる商業出版ということで、皆さん、商業出版に執着されます。
もちろん、商業出版は印税をもらって出版する方法ではありますが、必ずしもそういうわけではありません。
何人かの詐欺的出版プロデューサーは、出版の効果を謳い、“1000部買い取り”を前提にプロデュースをされる方もいらっしゃいます。
実際、“1000部買い取り”が可能なら、ほぼ確実に商業出版は可能ですからね。
ただし、だからと言って、必ずしも、それで売れる本を出版できるわけではありませんが…。
そういう条件を吞むことを知ると、以下のような出版社も出てくるようになりました。
- 300万円資金提供したら出版します
- 印税4%+400部買い取りなら出版します
- 100万円の資金提供か1000部買い取りで出版します
- 印税0%+1000部買い取りで出版します
これらの条件を提示してきているのは、全て商業出版の出版社です。
もはや、自費出版なのか、商業出版なのか分かりません(汗)
そして、大手出版社では、子会社として似た名前で自費出版の出版社を設立しているところもあります。
出版社名を聞いただけでは親会社の大手出版社と勘違いしてしまい、舞い上がってオファーを受けたら自費出版の会社だったということも…。
それでも、その大手出版社の子会社とうことならいいかとお金を払われる方も少なくありません。
もしかしたら、今後は“印税がもらえる商業出版”と“お金を支払う商業出版”という細分化がなされるかもしれませんね。
いずれにしても、出版形態を選択する上で、冷静な判断が求められる時代になってきたということは間違いないでしょう〜