本を出版する方法

本の出版を目指す人のために、本を出版する方法を解説しています。

出版の形態

目的に応じて使い分ける商業出版と自費出版

投稿日:2014年6月9日 更新日:

よく、「印税をもらって出版する商業出版」と「お金を払って出版する自費出版」という二択で比較されることがあります。

しかし、この二択を突きつけられて、自費出版を選択をする人はいらっしゃいません。

 

そして、実態はそれだけではないことも知っていただきたいのです。

 

商業出版と自費出版を比べる場合、確かに“お金”の部分は大きいと思います。

しかし、実際は“お金”だけの比較ではありません。

 

その本は誰の本なのか? ということです。

 

確かに著作権上で考えれば著者のモノですが、出版権というモノで考えれば出版社の商品ということになります。

出版するのに必要なコストを出版社が捻出するわけです。

お金を出すというコトは、当然、口を出すのは当たり前ですよね。

 

編集者によっては、著者の意図しない方向に企画をねじ曲げられることもしばしば。

売れればいいと考えられてしまうと、逆ブランディングになってしまったり、稀に何のために出版したのかも分からなくなってしまう事態になることも…。

ここで大事なコトは、出版する場合、編集者に飲まれずに、その内容では出版したくないと思った時に毅然として断ることができる勇気です。

 

しかし、多くの方は、千載一遇のチャンスと思い、編集者の訳の分からない要求を受け入れてしまう著者が多いのも事実。

結果、出版した意味もなく、本を売る気にもならず、売れない著者というレッテルを貼られ、二冊目を出版することもできない著者になってしまうことが意外に多いのです。

 

そもそも、「リスクを取らないで出版をしたい」と考えること自体、売れる自信がないのと同意です。

そして、売れる自信のない企画を出版社にコストを捻出させて出版させること自体、失礼だと思いませんか?

 

そのためには、商業出版であれ、リスクを著者が捻出してもいいと思えるぐらい、自信を持てる企画を考え、提案しましょう。

 

逆に、自費出版を否定的に言う人がいらっしゃいますが、決してそんなことはありません。

 

もし、出版してつなげようと思っているビジネスの商圏が狭いのであれば、全国区で発売される商業出版より、自分の周りだけで買っていただけるようにすることが可能な自費出版の方が適していると言えます。

また、自分の企画に絶対の自信がある、もしくは、本を通して伝えたいことが明確に決まっているのであれば、編集者に口を出されていびつなできになる可能性がある商業出版より、自費出版で出版するべきでしょう。

 

よく自費出版でも、ちゃんと書店に並びますと打ち出している自費出版の出版社がありますが、そこは期待しない方がいいでしょう。

置くためにコストが発生することもありますし、置かれたとしても“自費出版コーナー”だったりすることも大井ですからね。

 

ただ、ブランディングという観点で比較される方がいらっしゃいますが、それは商業出版でも自費出版でもあまり関係ないと思っていいと思います。

自費出版でも、ちゃんと出版社名が記載されますし、その出版社が商業出版の出版社か自費出版の出版社かは、業界の人間じゃないとなかなか分かりませんからね。

 

いずれにしても、商業出版と自費出版は、「印税をもらって出版する商業出版」と「お金を払って出版する自費出版」という単純な思考ではなく、それぞれの特徴を把握し、自分の目的に合った出版の形態を選ぶようにしてください。

そして、出版者にコストを押しつけるだけの出版は、絶対に控えましょう。

 

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